2016-03-15 春雨 食べ物ではなく、春に降る雨について。雨が降ると、読みたくなる本があります。田宮虎彦さんの京都を舞台にした作品群です。ずっと昔に文庫本で読んで以来、好きでして。鹿ヶ谷、卯の花くたし、比叡おろし。戦前の京都に想いを馳せ、なんとも言えない気持ちになります。「好きな作家は?」と聞かれた面接で「田宮虎彦」と答えて合格したのも、遠い昔の思い出です。