昔のことばかり思い出します。
未来が思い描けないってことでしょうか。
思い出す方が簡単だからかもしれません。
これほどしょっちゅう忘れてしまうのに、昔のことを思い出せるということは、いつまでも覚えているほど印象に残っているということですね。
子供の頃のお雛さん。
居間の隣の部屋、電気をつけずぼんぼりだけつけて、ぼーっとした灯に映る人形たち。
ちょっと怖いような、春の宵でした。
娘のひなまつり、孫娘のひなまつり、どんどん簡略化してしまっています。
昔はちらし寿司を作って蛤のお吸い物だったのにね。もっと言えば、娘の小さい時は、主役でもないのに着物着てたんですよ。写真撮るから。
仕事してなかったからできたことでした。
自由になるお金は少なかったけど、子供たちとの時間がたくさんありました。
いいことばかり思い出しています。